飛んでるやつは何だ、ハモリダニ?

3月1日、あるNHKの番組ではイボイノシシが主役だった。アフリカのサバンナ
(というか、他の地域にサバンナはあるのか)の動物では扱いが悪いものの一つだし
それなりに好きなので見た。イボには同胞の牙から頭を守る役目があったんだなあ。
サバンナや海外の森の哺乳類が出ると、ふつう辺りに何かでかいものが飛んでいる。
これは必ず(だと思う)取り上げられることはない。あいつらは何なんだ?
すごく気になる。この番組の後見た動物番組でコモドオオトカゲが出たが、
実験で肉を使ったときそれに黒いハエがたっくさん。真っ黒けなハエって意外と
日本になかなかいないと思う(オオクロバエなんかは目が赤っぽいし、
濃いグレーだと思う)。そしてイボイノシシの巣穴にはコウモリまでいた。これも
全く触れられていない。サバンナにコウモリがいるんだなー。まあカエルが
いるくらいだが。で、あの飛んでるでかい虫は何なのだろう。まあ、哺乳類の近くに
いるんだからハエやアブなんだろう(他に吸血性であのサイズ、あの飛び方のやつは
いないと思う)が、それにしても扱いが酷すぎる。絶対見る分にはイヌより
楽しいのに。それから当然、ああいう哺乳類やコモドオオトカゲがいる場所には
とんでもない虫がいっぱいいる。巨大なトビナナフシやなんとかオオカブトなんか、
もういい(特にカブトムシとクワガタと〜チョウ!)から双翅・膜翅を挙げろ!!

08.10.21 京都にて撮影。町中の木の葉に大きめのダニがいたので撮影。
こういうやつはハモリダニらしいが疑問符をつけておく。歩くのは速い…というか
少なくとも1mm以上のやつで、たいていのダニは速いと思う。
私はダニも大好きである。小さいから拡大したときのおもしろさが大きいし、
肉食、植物食、分解者、寄生性と様々だし姿もおもしろい。昆虫並に相があるとも
いわれている。ダニが嫌悪される理由が全くわからない。有害なのは主に山にいる
マダニの仲間くらいだ。この仲間は1cmのがざらにいるビッグサイズ。
私は他のダニで1cmくらい(誇張っぽいが)のを見ているのでそのうち掲載。
私が見ているものだけでもダニはものすごく面白い。虫好きな人はたいてい
その面白さはわかっているようだからまだよい。実はカブトムシやクワガタのダニは
宿主に害を与えていないという。「ダニはブラシでこすり取ろう」はカブクワ好きや
これらを展示する側がやることである。私は枯れ葉あさりでふつうトビムシよりダニが
好きである。マスコミのケースの如く、わけなく嫌われてる虫は本当はおもしろい。