差別が好きだねぇ、イシムカデの一種

あるYahoo!ブログの、カテゴリーからチョウを見ているのだが、ここ、なんなんだ。特に
コメントにおいて、どうしてこんなに蛾を見下すんだ。「チョウと思ったら腹を見て、なんだ、ガか…」
ってふざけるな。こいつらは確実に日本語が話せようと外国人と付き合えない。
こうやってなになにチョウじゃないチョウ(ガ)を差別する地域は日本とアメリカぐらいだ
モスマンから判断)。全く理解できない。私は単に見かけがきれいかどうか、地味でもおもしろければ
(ブドウトリバやムラサキシャチホコなど)好きだ。チョウとガは同じ動物。チョウとガという表現が
間違っているのだから、私は「チョウ(ガ)」という。話すときは「チョウもしくはガ」となる。
アゲハモドキが太いとかあったが、オオムラサキとかジャコウアゲハだって同じくらいだぞ。
単に止まり方で腹の見える範囲が細かったりするだけである。キマダラオオナミシャクやカノコガ、
トラガのような明らかに美麗な種類より、ジャノメチョウやセセリチョウの仲間、地味な〜チョウが
多いのは理不尽だ。チョウとガとは、ヒトに黄色人種とか白人とかあるのと同じ理屈で一緒なのだから
ガだ…とか言う者どもは外国人と付き合えない。ほんっとうにくだらない。
しかし、私は逆の症状がある。〜チョウの仲間だと、野生で見たりしない限り見てもあまり嬉しくない。
標本でいうとクロアゲハよりヨツボシホソバの方がいい。野生だとモンキチョウよりヨ(略)。
でもさすがにアゲハの幼虫を見て「ブッとばす」とか思ったりはしない。アゲハやキアゲハの幼虫は
かわいい。若齢より終齢がいいなあとか思う(だいたいの昆虫はそうか)。
一方、「チョウ?ガ?どっちもやだ」な人は差別する奴らよりはいい。コウモリが怖いのと近いだろう
(コウモリで吸血するのは3種だというのに、だが、カラスに襲われるのは怖いからなあ)。
アカボシゴマダラが放たれたのは、こういう「この動物は神聖だから大事にしなさい」という
愚かな崇拝を嫌う人間が見せしめでやった…なんてことならまだまし。
駆除されてないのは被害が予想できないという理由からではないのだろうか。アメリカシロヒトリ
今どうしているのだ?ラミーカミキリは何かしたか?トコジラミは今の住宅に出てくるか?
というわけ。まさか外見や「チョウ」によるものではないだろう。セイヨウオオマルハナバチ
かわいいだろう外見は。沖縄と小笠原のマダラサソリも江戸時代に移入だが人気者(サソリファンに)。
あと、やたら「蛾は難しい」とか述べてある。難しいのはホソバとか…と一括していえない。
ノメイガなんかが難しいのだが、ヨツボシノメイガとかワタノメイガとか、パッとわかるもしくは
だいたいわかるのも多い。他に難しいのはトリバガとかツトガ亜科なんかで、蛾と一括して
いえるものではないのである。カラスアゲハとミヤマカラスアゲハの方がヒロオビトンボエダシャクと
トンボエダシャクより似てるだろ。裏から見れば、は除く。甲虫は見かけで科がわかるとも
書いてある。小さーいやつはオオキノコムシとかケシキスイとかホソカタムシとかあって
スズメガとツバメガより明らかに見分けにくいのに。理不尽だ。

08.12.25 枯れ葉あさりで見つけたムカデ2匹の2匹目。こちらの方が大きい。
さすがはムカデで動きが速い。寒くなかったら撮るのにもっと苦労しただろう。イシムカデ目だと思う。
ムカデは大好きである。素人はムカデと聞くとオオムカデが出るようだが、私はオオムカデも好きだが
イシムカデもジムカデも、ゲジも好き。オオムカデは野生では中国地方で1回見たのみ。
こっちが歓喜してたらすぐ逃げちゃったし。オオムカデも見たいし、日本でオオゲジ見たいなあ。